43.タマ、人間を好きになる。
タマの世界征服
 
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  43.タマ、人間を好きになる。

 
秋晴れの空が広がっている。タマとシロちゃんは今日も縁側でゴロゴロしてる。

「気持ちわね~」

庭で子猫達が今日も元気に転げまわっている。

「シロちゃん、そろそろこの子達も公園デビューしてもいいかな?」

タマが聞いた。

「そうね、そろそろ外を見せてあげないとね。」

「父さん公園て何?」

話を聞いていたハチが言った。

「公園に行くと、猫の仲間達が沢山いるんだ。友達も出来るよ。」

「何か面白い物があるの?」

「そうだな~芝生があってゴロゴロすると気持ちがいい!

「それから?」

「人も沢山いるんだ。」

白玉とキジコもやってきた。

「何、何の話、人って?」

白玉とキジコもやってきた。

興味心身でキジコが聞いた。

「人って、タエちゃんみたいな人たちだよ。」

「タエちゃんが一杯いるの?」

シロちゃんがくすくす笑いながら、

「タエちゃんやお母さん、小太郎はみんな人間、人って言うのよ。」

「そっか~人間も一杯いるんだ~」

白玉も感心して聞いていた。

「それでいつ公園に行くの?」

ハチが聞いてきた。

「シロちゃんいつがいいかな~」

「明日行ってみる?天気がよかったらね。」

「そうだね。」

タマも嬉しそうだ。

「みんなにこの子達を紹介できるねね、楽しみだにゃ。」

リビングへ行くタマ。すると覆面ライダーが始まった。いつものようにじっと見つめていた。

「やっぱり覆面ライダーにやっつけられ、怪人コネロクは負けてしまった。来週もまだまだ続く。でも僕は人間達と仲良くすると決めたんだ。タエちゃんやお母さん達が好きなんだ。」

悪い人間もいい人間もいる…タマはそう思いながら、明日の公園へのことを楽しみに一眠り。

「タマ~新しい服見つけたんだけど…」

「にゃに、タエちゃん…」

                        
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